16モノ/16ステレオのパーソナルミキサー。それぞれのチャンネルでトーン(Bass-Treble)、リバーブを設定できます。A320 の上位機種にあたります。
プロダクト紹介
INDEX|AVIOM A360
16モノ/16ステレオのパーソナルミキサー
A360はA-16II, A320 の上位機種にあたり、混在使用が可能です。
最大16ステレオをコントロールでき(AN-16/i v2が2台必要)、それぞれのチャンネルでトーン(Bass-Treble)、リバーブを設定できます。
また、ユニークな機能としてDual Profile Channelや、アンビエントマイクを搭載。
すべてのインイヤーモニター、ヘッドフォンを使用するユーザーの為にデザインされたパーソナルミキサーです。
また、Customeモードを使用することで、最大64chの音声をWindows専用アプリケーション「A360 Channel Manager」でチェンネルレイアウトが可能で、設定ファイルはUSBを経由してA360にロードすることができます。
将来的にはA360で設定できるようになる予定です(ファームウェア更新)。
注意
※ A360同士でディジーチェーン接続はできません。
A360 を2台以上使用するシステムの場合、D800(A-16D Pro) もしくはD400が必要です。
※ ACアダプターはオプションです。
A360|よくある質問(Q&A)
AviomのA360パーソナルミキサーはセットアップも使い方も簡単です。
その上、演奏者に飛び抜けて優れたモニターミックスとコントロール性を提供します。
システムのセットアップ
A:システムを構築する上でA360の他には、Pro16シリーズのインプットモジュール、コンソール用カード、 パーソナルミキサーへ電源とデータを供給するA-Netディストリビューターが必要です。
全ての機器は標準のCat-5eケーブルによって接続されます。これにより最大16chをサポートするシステムが構築できます。
A:新しい「AN-16/i v.2」インプットモジュールにより、Pro16eと呼ばれる新バージョンのA-Netが実現します。これはPro16 に完全に対応しており、最大64chのデジタルオーディオデータをサポートします。
AN-16/i v.2は、最大4台までデイジーチェーンでの接続が可能であり、これにより64chシステムが実現します。各A360がミックスに使用するチャンネルは、PCソフトの「A360 Channel Manager」を使用することにより、個別に選択可能となります。
A:はい、可能です。A360は既存のPro16シリーズやAviomのパートナー会社製のコンソールカードに対応しております。
仮にPro16e(16ch以上の伝送)を使用していたとしても、既存のA-NetディストリビューターやA-16II/A-16Rパーソナルミキサーとの使用が可能です。これらのシステムでは、A-16IIとA-16Rは最初の16chのみ使用します。また、古いA-NetディストリビューターであってもPro16eのデータを伝送可能です。
A:現在のところ、AN-16/i v.2のみがPro16eに対応しています。
しかし、 1台のPro16コンソールカードで最初の16chをパーソナルミキサーへ送出し、 2台以上のAN-16/i v.2 インプットモジュールをコンソールのアナログ出力と接続するか、あるいはライン信号をコンソールの前で直接モジュールへ接続することにより、システムにチャンネルを追加することは可能です。コンソールカードのA-Net出力はAN-16/i v.2のA-Net入力し16ch以上の音声を伝送します。
A:はい、可能です。全て対応しております。
システムが16ch以下の場合は、A360を背面パネルにてPro16モードに切り替えて使用してください。システムが16ch以上の場合は、A360はPro16eのデータを利用しますが、A-16II 及びA-16Rパーソナルミキサーは最初の16chのみを使用します。
A:もちろん可能です。
この場合、A360のステレオミックス出力と使用するワイヤレス発信器のLEFT/RIGHT入力とを標準的なYケーブルで接続してください。
A:低域を補う上でサブウーハーは効力を発揮し、特にベーシストやドラマー向けのモニターミックスに力を発揮します。この場合は単純にモノミックス出力をサブウーハー用のアンプ入力へ接続してください。 モノミックス出力には専用のボリュームコントロールが備わっています。
A:全てのインプットモジュール、コンソールカードには[Stereo Link]スイッチがあり、各チャンネルをステレオやモノに切り替えることができます。
ンプットモジュール、コンソールカードで一旦チャンネルがステレオに設定されると、そのチャンネルはシステム全体でステレオとして動作します。
A360の機能
A:A360には16モノまたはステレオの標準的なミックスチャンネルをサポートする32chのミックスエンジン、モノまたはステレオのDual Profile Channel™、そしてモノまたはステレオのアンビエンスの計36ch備わっています。
A360のチャンネルはシステム内の全チャンネル(最大64ch)から個別に選択することが可能です。これにより、アンサンブルのミュージシャンたちが、個々にチャンネルやサブミックスの操作をすることができますので、より完璧なモニターミックスが実現します。
36chのミックスエンジンは、モニターミックス全体のステレオ音像の忠実性が進化した環境で個々のチャンネルやサブミックスを適切に保ちつつ、一方ではミュージシャンにとって使いやすい環境を保ちます。
A:サポートされるチャンネル数の増加やプログラム可能になったチャンネル選択に加え、A360にはミュージシャンたちのモニターミックスに対するコントロールが新機能が追加されました。
チャンネル毎のリバーブとトーン、ステレオの信号に対するPan-Spread™付きのStereo Placement操作、One-Touch Ambience™、Dual Profile Channel™、マスタートーンを操作する3バンドの新しいEnhanceコントロール、USB形式のデータ移行やバックアップ、4つのInstant Mix Recalls™ 、専用ボリュームコントロール付きMono Mix出力、そして1/4"及び1/8" のステレオ出力が新機能として搭載されています。
A:A-16II同様、A360もミックスの保存は可能ですので、何回でもミックスを再開することができます。更に、 A360は起動時に最後の設定を自動的に読み込みますので、予期せぬ状況で電源が落ちてしまった場合なども心配もありません。
A:A360には合計20のミックス用プリセットがあります。
A-16II同様、チャンネルボタンにプリセットを保存する方法と、その他に4つのInstant Mix Recallボタンがあります。
Instant Mix Recallボタンは、ボタンひとつ(一押し)でプリセットの呼び出しが可能です。
A:Enhanceはインイヤーモニターやヘッドフォンの音質向上に最適です。EnhanceのEQカーブは、インイヤーモニターやヘッドフォンの周波数特性に特化してデザインされました。
A:Dual Profile Channelには二通りの使い方があります。一つはチャンネルミラーとしての使い方であり、ミックスチャンネルの一つと同じチャンネルがアサインされます。
これは、全てのミュージシャンにとって最も重要なチャンネルを、一番手の届きやすい右下の角に配置するのでとても便利であり、そのチャンネルに変更を加えるにあたってチャンネルを探し出す必要がなくなります。
カスタマイズされたレイアウトを使っている場合、Dual Profile Channelは16CHあるスタンダードミックスに加わる形で、17番目のモノまたはステレオチャンネルに相当することになります。
Dual Profile Channelをミラーリングとして、あるいは追加要素として使用していたとしても、Dual Profile Channelはその特定のチャンネルに対する2チャンネル分のプリセットを提供します。これにより、その特定のチャンネルのボリューム、ステレオ位置、リバーブ、トーンなどのミックスの設定をミックスの他の箇所に影響を与えることなく、ボタン一つの操作で行うことが可能となります。
A:A360には、モニターミックスにアンビエンスを加えるにあたり二通りのやり方があり、狙いにより使い方が分かれます。
簡単で手早くできるのはA360に内蔵されたマイクを使うやり方で、リハーサルの曲間などでイヤフォンを取らずに会話したい際などに最適です。
内蔵マイクの周波数特性は会話の明瞭さを実現するために最適化されており、設定は不要です。
室内の音響、あるいは歓声などをアンビエンスとして使いたい場合は、ルームマイクを使用し、Pro16e のデジタルオーディオのデータストリームの一部としてA360へ信号を送るのが最善の方法です。どちらにせよ、A360はアンビエンスのオーディオ用に別途スペースを確保しておりますので、アンビエンスとミックスの内容とで二者択一を迫られることはありません。
A:これは単純なオン・オフのスイッチによる操作となります。オン時のボリュームはカスタマイズ可能であり、One-Touch Ambienceボタンにより設定されたボリュームでアンビエンスのオーディオが入り切りできます。ボタン操作一つで、アンビエンスの欲しいときに瞬時に入れ込むことができ、不要になれば瞬時に外すことができます。
A:カスタムチャンネル選択及びカスタムレイアウトの読み込みや保存に使用します。また、Aユーザーによるアップグレードやファームウェアのアップデートに使用します。
A360 Channel Manager
システム例
16chシステム(基本的なシステム)
D400かD800を使用できます。
*A320は大音量のモニターを行うことができません(スタジオ/ライブシステムには、A360をお勧めします)
主な仕様
オーディオアウト | 1/4” TRS stereo, headphone もしくは Line レベル; 1/8” TRS stereo, headphone もしくは Line レベル; XLR balanced mono, Line レベル |
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ステレオミックスアウト Headphone/Line |
Tip: Audio Left; Ring: Audio Right; Sleeve: Ground |
Mono Mix Output | Pin 2: Hot, Pin 3: Cold; Pin 1: Ground |
A-Net | 1 A-Net In, EtherCon RJ45; (Pro16 and Pro16e対応) |
D/A Conversion & Bit Depth | 44.1/48kHz, 24-bit |
Stereo設定 | Stereoチャンネルペア(インプットモジュールで設定) PAN ステレオ/モノ |
USBストレージ | ミックス設定データを保存/読込 Firmware アップデート |
Headphone Output | 1W at 100 Ω (Line/Headphone output) |
Output Impedance | 32Ω |
Frequency Response | 2-22kHz +0.2dB/-3dB |
THD+N | < 0.003% |
Signal to Noise (unweighted) |
-106dB (measured with zero data into all channels) |
Latency | <0.880 msec (analog input から analog output) |
Pro16e A-Net | UTP Cat-5e 以上 最大122m(400 ft) (ディバイス間) A-Netで電源供給可能(A-16D,A-16D Pro) |
電源 ・Input Voltage ・Output Voltage ・Plug Size |
External, DC, universal switching type 100-240 volts, 50/60Hz 24 VDC, 0.5 amp 2 mm |
寸法 | 11” (279.4 mm) wide x 6.9” (175.26 mm) deep; 1.835” (46.61 mm) high |
重さ | 3.4 lb (1.54 kg) |
オプション |
MT-1a Mic Stand Mount( 6-32 1/4-inch 使用) ACアダプター |
Shure:5/8 スタンドに取付け可能です。(取り付けリングが付属)
※ 旧モデル 「MT-1」とはマウントの角度が違います。(MT-1は生産終了品です)