「人間の声でもないし、シンセでもない。」
「この声はなに!?カッコいい機械感!」
そんな声やボーカルを聴いたことはありませんか?
例えばこの曲のラスサビ部分。
そして、例えばこの曲の頭の部分。
これらの声はいわゆる「ロボットボイス」と呼ばれるもので、どちらもボコーダーを用いて作られています。
ボコーダーとは、シンセやストリングスなどの楽器音と入力された音声を合成して、機械的な音声を作り出すもの。

より詳しく…
人間は声帯の形を変化させて音声に特定の倍音を含ませることにより「ことば」を生み出しています。
例えば「い」や「え」は高めの倍音を、「う」や「お」は低めの倍音を中心に構成されています。
この倍音をコンピューター上で疑似的に再現すれば、デジタル音を「ことば」っぽく加工することが可能です。
それほど発音には倍音が重要なのです。
ボコーダーでは入力された音声を分析して倍音情報を取り出し、その倍音を楽器音に合成しています。
つまり、イメージとしてはシンセやストリングスが喋っているみたいなことです!
そんなロボットボイスを簡単に且つカッコよく作り出すことができるプラグインがあります。
それがこちら!!
ORANGE VOCODER IV

Zynaptiq社のORANGE VOCODER IV!!
高性能な音声変換アルゴリズムを使用し、柔らかくて温かい音から原型の分からないほど加工された音まで様々なサウンドを生み出すことができます。
百聞は一見に如かず。
いかがですか。
機械的なのに温かく綺麗な音ですよね。
私がオススメする理由は大きく2つ。
ORANGE VOCODER IVでしか出せない質感とシンプルな操作性です!!
ボコーダーの精度が非常に高く、「気持ち良い!」「これが欲しかった!」と思うような音をすぐに生み出してくれます。
そして、実際に触ってみると分かるのですが、様々なパラメータで音を微調整できる一方、GUIが見やすく操作が簡単です。
他にも特徴を挙げておきましょう。
24のボコーダーアルゴリズム

いわゆる音声の分析と楽器音との合成のテンプレート。
一つ一つのサウンドがかなり異なるため、あなたの欲しい音がきっと見つかる!
単音や和音、コーラスなど、アルゴリズムによって最適なサウンドで使い分けることができそうですね。
音声のピッチ処理やシンセサイザーの生成
入力音声のピッチクオンタイズ(スケールへの割り当てなど)やハーモニーの生成が可能です。

また、シンセを生成したり、それをボコーダーの合成元にしたりすることができます。

ORANGE VOCODER IV はこれら「ピッチ加工された音声」「ボコーダー」「シンセサイザー」の組み合わせからなっており、音量のバランスを調整して好きなように混ぜることが可能です。
一度使いだすともう戻れません。
デモ版もあるので、是非使ってみて下さい。
デモ版インストールガイド
超オススメです。
ORANGE VOCODER IV について

まとめ
様々な新技術が次々と生まれる時代。
我々人間はその技術を使いこなすことができるのでしょうか。
いいえ、できなくても構いません。
ORANGE VOCODER IVを使いさえすれば、あなたはこのソリッドステートな時代のサバイバーになることでしょう。
Zynaptiqについて
“Science, Not Fiction” 2011年に設立され、ドイツのハノーファーに拠点を置くZynaptiq(ジナプティック)は、音声や映像データの処理、分析、分類、生成を行う技術とアプリケーションを開発しています。 最先端の人工知能と信号処理技術を駆使し、ソフトウェア開発とオーディオ制作の分野で40年の豊富な経験を活かしています。
