2023年9月15日〜18日開催 IBC2023の最新情報をお伝えいたします。
DirectOut Technologies
PRODIGY.MX
今回のIBC前にProdigy.MXを発表しました。
同社がこれまで長年販売してきたベストセラーでもあるMADIルーター『M.1K2』の後継機となる同製品は、やっとこのタイミングで販売開始となります。
PRODIGY.MX は、M.1K2をはるかに超える『1664 x 1664』オーディオ チャンネルルーティングが可能なマルチフォーマット オーディオ マトリックス・ルータとなりました。
メインフレームは、他PRODIGYシリーズでも既に販売されているオーディオネットワーク モジュールを最大6枚利用可能。
このPRODIGYシリーズ共通のはモジュール仕様は、ユーザーの求めるシステムに応じて自由にカスタマイズ可能になっております。
またIPオーディオフォーマットも多彩なフォーマットに対応しており、
・ST2110 / AES67
・Dante
・SoundGrid
・AVB
をサポート。勿論MADIにも対応しておりますので、これまでM.1K2を利用してきたスタジオをシームレスにIP化する上で、最も最良な選択肢となるでしょう。
勿論各モジュールには、SRCが搭載されたオプションも用意されておりますので、複雑で大規模な異なるフォーマットやサンプルレートをPRODIGY.MXのみで安全なシステムを構築できることも最大の特徴と言えるでしょう。
DSPも搭載していて、他のPRODIGYシリーズ同様のオーディオグループ、ゲインコントロール等も可能。
今後DSP機能のアップデートによって、多彩なオーディオコントロールができる模様。
M.1K2でも好評だったPCからのリモートオペレーションも、PRODIGYシリーズ同様で、Globconを利用した完全リモートを実現。PCのみならずサードパーティ制御プロトコル(Ember+、OSC、SNMP、JSON-API)にも対応可能なので、ハードウェアリモートが実現できました。
そして…不意を突かれた新製品『ACE』『MAVEN』
同社がIBC2023の1日目に開催したプレスリリースイベントに参加しました。
そこで発表された新製品が『ACE』と『MAVEN』です!
ACEはその名の通り、間違いなく同社が新しいカテゴリーに参戦する為に開発されたエース級のオーディオコンバーターです。
ANDIAMOやPRODIGYシリーズで既に高い音質としてスタジオに設備されてきた製品を、モバイル環境でも利用しようとした戦略的な製品で、USB-Cポートから給電して利用可能なACEは、A4サイズのコンパクトなボディーにも関わらず、PRODIGYシリーズの拡張オプションボードも利用可能。他に類を見ないAD/DA/DDフォーマットコンバーターであることは間違いありません。
またPRODIGYシリーズの拡張オプションスロット搭載し、1UサイズにまとめたMAVENも同時に発表。
この2つの製品は2024年に発売予定とのことです。