2019年夏の発売以来、ご好評いただいておりますDirectOutの新しいプロダクト「PRODIGY」シリーズは、早いスピードでFWのアップデートが行われており日々進化しております。
レベルメータの速度、LTC to MTCなどは、COVID-19の影響により増加したリモートプロダクションの要望などを受け即時対応として実装されました。
そのなかで特筆すべきアップデートが8月末に行われましたのでご紹介いたします。
■ FastSRC™ & EARS™
当初は、PRODIGY.MPのみを対象として計画されていたアップデートでしたが、この度、PRODIGY.MCにも搭載されました。
FastSRC™*は、MADI及びネットワークI/O用、双方向/低レイテンシーサンプリングレートコンバータで、異なるクロックソースで動いているデバイスとの接続を可能にします。
良好な音質と0.15ミリセック以下の非常に低いレーテンシーで、ライブパフォーマンスや重要な現場での「ライフセーバー* 」的な役割を果たします。
EARS(Enhanced Automatic Redundancy Switching)は、DirectOutが開発したデジタルマルチチャンネルオーディオシステムの信頼性を向上させるために設定したテクノロジーで、信頼性の高い方法で冗長システムを提案いたします。トリガーの種類は、信頼の置けるBLDSモード、その他サンプル監視などあります。
▼ 新しいFWのアップデート方法は、以下のページのクイックマニュアルをご確認ください。
https://tacsystem.jp/products/directout_technologies/prodigy_mc
https://tacsystem.jp/products/directout_technologies/prodigy_mp
▼ EARS のBLDSについては、以下のページをご参照ください。
https://tacsystem.jp/products/directout_technologies/exbox_blds
▼ globconのアップデートも必要です。以下のページをご参照ください。
https://tacsystem.jp/products/directout_technologies/info/globcon
*FastSRCは将来的に有償オプションになる予定です。
*ハイエンドのサンプリングレート変換には、処理時間が十分に必要なため、最高の音質を得るには「MADI.SRC」や、これから発売予定の「RAV.SRC.IO」「DANTE.SRC.IO」をお勧めします。