Eventide発のストンプボックスの新製品 Riptide

昨年末にフラッグシップマシンのH90を発売し勢いのあるEventideのストンプボックスですが、つい先日もRiptideが新しくラインナップに加わりました。

Riptideは、歪み系のエフェクトと「Vibe」と呼ばれるモジュレーションエフェクトが搭載されており、ロックな印象を受けるサウンドを持っています。

Drive、Vibeそれぞれ2種類のキャラクターを持ち、Driveチャンネルはオーバードライブやブースターのサウンドが、VibeチャンネルはShin-EiのUni-Vibeにインスパイアされた音色とフェイザーライクな音色となっていて、それぞれ緑と赤のLEDによってどちらの音色を選択しているかわかりやすく表示されます。

2つのフットスイッチを駆使してそれぞれを別々にオン/オフして使用することもできますが、本体内に5つ記憶可能なプリセットを選択することも可能で演奏スタイルなどによって使い分けることができます。

肝心のサウンドは?

全部で4つのサウンドを出せるわけですが、それぞれのサウンドを確認してみましょう。

  • Drive赤:60%を超えると太くなり始めますが、ゲイン低めでブースターとして使うのもよさそうですね。
  • Drive緑:中域に特徴があって粘りのある音色がします。
  • Vibe赤:いわゆるユニヴァイブ系の音ですね。
  • Vibe緑:ちょっとクセのあるフェイザー的な香りのするユニヴァイブ

ヴァイブに関しては、Vibeノブ中央くらいで一番濃いモジュレーションが得られるようになっています。

Eventideのエフェクトで歪み系というのは印象が薄いかもしれませんが、使ったことがある人には好評を得ていて、H90にも新しいアルゴリズムが搭載されているので今回Riptideに歪み系のサウンドが入ってきても不思議ではないですね。

ゲインが低い状態よりも高い設定の方が真価を発揮しそうです。

ヴァイブは個性的なサウンドをギターパートに入れたいときにお勧めです。

Eventideのストンプボックスラインナップ

Eventideからリリースされているストンプボックスは大きく分けて3つのカテゴリーに分かれていると言えます。

  • H90、H9MAXのようなマルチなキャラクターを持つもの
  • Time Factor、ModFactor、Spaceなどのファクターシリーズ
  • 今回発売されたRiptide やMicroPitch Delayのようなdot9シリーズ

あと、Roseがあるのですが、これは…上記のどれにも属していない気がしています。(笑)

ストンプボックスと呼べるカテゴリーに含まれるのは、全12モデルとなっています。

そのどれもがハイクオリティなサウンドであることは多くの方のコメント、ご使用頂いているアーティストのサウンドからもお分かりいただけると思います。

Eventideといえば…

Eventideのサウンドといえば、Harmonizer®という商標を持つくらい有名なハーモナイザー(ピッチシフター)やディレイ、リバーブ、モジュレーション類ですが、どのアルゴリズムもクオリティが高く、一度使うとなかなか手放せないものとなるでしょう。

安価なdot9シリーズでもフラッグシップのH90でもそのクオリティはブレることなく実現されています。

空間を彩るサウンドに密度、色気を加えたい方、ぜひEventideのストンプボックスを試していただきたいと思います。

Riptide -Eventide製品情報

2種類のオーバードライブと2種類のユニヴァイブ系モジュレーションを備えたエフェクターペダル

製品仕様
製品名Riptide
型番Riptide (リップタイド)
JANコード4560263768377
メーカーEventide

製品情報:https://tacsystem.jp/products/eventide/riptide

Eventideについて

創業50周年を迎えたEventide社は、1971年の創業以来、常に最先端のレコーディング技術を提供してきました。1975年には、世界で初めて市販されたデジタル・オーディオエフェクトユニット、H910 Harmonizer®を開発し、オーディオ業界に革命をもたらしました。それ以来、同社の伝説的なスタジオプロセッサー、エフェクトペダル、プラグインは、数え切れないほどのヒットレコードで聴くことができます。