Sibelius 永続版とサブスクリプション版どっちがお得?

Sibeliusには現在「永続版」と「サブスクリプション版」の2種類のライセンスが存在しますが、どちらを選ぶと良いのか?とお問い合わせをいただくことがあります。

一体どちらがお得なのか、比較してみましょう。

2025年1月時点の価格情報を元に算出しています。

永続版とサブスクリプション版の違い

まずはライセンスの違いをご説明します。

内容永続版サブスクリプション版
製品の機能同じ同じ
価格Sibelius Ultimate永続版
¥92,290(税込)
Sibelius Ultimate サブスクリプション(1年) – 新規
¥33,330(税込)
使用可能期間永続(ずっと)サブスクリプション期間のみ(1年)
使用可能期間経過後失効時点のバージョンで継続利用可能ソフトを開けなくなる
アップデートの入手アップグレード・サポートプランの期間内のみ可能
(初期は1年間)
サブスクリプション期間内のみ可能
(1年)

永続版もサブスクリプション版も製品の機能は全く同じで、利用できる期間と価格のみが異なります。

永続版

「アップグレード・サポートプラン」が付属しており、期間内であれば常に無料で最新版を入手できる仕組みです。
新規で永続版を購入すると1年間のアップグレード・サポートプランが付属しています。

アップグレード・サポートプランが失効した後も、失効時点のバージョンで永続利用可能です。アップグレード・サポートプランは更新しなくても利用可能ですが、アップデートを入手する場合は「更新版」(失効後1年以内)または「再加入版」でサポートプランのみ更新可能です。

サブスクリプション版

支払い期間のみ製品を利用できるタイプのライセンスで、通常1年間のライセンスを購入可能です。
ライセンスはメーカーストアでは自動更新も可能ですが、国内サポートを利用する場合にはサポートが付属している製品を販売店で購入がお勧めです。

サブスクリプションを継続するには、ライセンス失効前に「更新版」を購入、または失効後であれば新規のサブスクリプションを購入となります。

利用しない期間が続く場合は、一度サブスクリプション失効状態にして、再度利用したくなった時に新規でサブスクリプション購入も可能です。

どちらがお得か?

ライセンスの違いについてご理解いただけたところで、では本題の「どちらのライセンスの方が結果お得なのか」を検証してみたいと思います。

条件としては、
・毎年サブスクやアップグレード・サポートプランを途切れなく更新する
・タックサポート付き
で計算します。

① 新規購入の場合

年数/ライセンス永続版サブスクリプション版
初回92,290円33,330円
1年後28,820円(更新3年)
(121,110円)
30,690円 (サブスク更新)
(64,020円)
2年後30,690円 (サブスク更新)
(94,710円)
3年後30,690円 (サブスク更新)
(125,400円)
4年後28,820円(更新3年)
(149,930円)
30,690円 (サブスク更新)
(156,090円)

初回は永続版の方が高いですが、更新版3年が存在するので3年後にはサブスクリプションを更新し続けるよりお得になります。

② 乗換版を購入の場合

年数/ライセンス永続版サブスクリプション版
初回25,630円17,930円
1年後28,820円(更新3年)
(54,450円)
30,690円 (サブスク更新)
(48,620円)
2年後30,690円 (サブスク更新)
(79,310円)
3年後30,690円 (サブスク更新)
(110,000円)
4年後28,820円(更新3年)
(83,270円)
30,690円 (サブスク更新)
(140,690円)

Finaleなど乗換対象製品でSibeliusの乗換版を購入した場合、初回はサブスクの方がお得ですが、2年目から永続版のほうがお得になります。

長く使う場合は永続版、必要な時だけ利用はサブスクリプション版

上記比較の通り、長く継続して利用する場合には永続版がお勧めです。

サブスクリプション版は1回ライセンスが切れてしまっても、また再開したいときに購入すれば引き続き利用できるというメリットがあるので、「必要な時だけ使いたい」という方はサブスクリプションが使いやすいと思います。

Sibeliusについて

コンサートホールから教室まで、多くの作曲家、アレンジャー、教員が利用する楽譜作成ソフトSibelius。世界で最も売れている楽譜作成ツールSibeliusで、簡単できれいな譜面を作成できます。
Tips:Sibeliusライセンスの選び方

製品仕様
製品名Sibelius シリーズ
メーカーAvid