【The NAMM Show 2024 現地視察リポート】
- Vol.1 (AVID)
- Vol.2 (AEA/AVIOM/BURL Audio/DirectOut Technologies)
- Vol.3 (Eventide/Millennia/NTP Technology DAD/PACE) 本記事
- Vol.4 (Sound Radix/Source Elements)
Eventide
1971年に発売されたEventide初期の商品の復刻版、Omnipressor 50周年記念モデルの実機が展示されていました!(Omnipressor® 2830Au 50th Anniversary Reissue)
Queenのブライアン・メイが愛用していたのを初め多くのヒットレコードで使用されていた名機です。当時の設計を限りなく再現しており、懐かしいと感じる方も多いのではないのでしょうか?
またH9000、H90 Harmonizer®、MISHAなど多くのハードウェアが並び、昨年リリースされたRiptideも注目を浴びていました。ユニヴァイブ系のモジュレーションと歪みを備えたRiptideは使い勝手が良くオススメのペダルです!H90 Harmonizer® は今回の第39回 NAMM TEC Awards でMusical Instrument Amplification & Effects部門で最優秀賞品に選ばれました。
(関連ニュース:Eventide「H90 Harmonizer®」が2024 NAMM TEC Awardを受賞)
ノースホール会場ではSplitEQ、Physion Mk II、Blackhole Immersive、MicroPitch Immersiveなどプラグインが別ブースで展開されており、ラインナップの強さが窺えます。
Millennia
マイクプリアンプのHVシリーズやコンプレッサー・リミッターのTCL-2 “Twincom” などMillenniの人気ラインナップが展示されていました。
2023年AESで発表となった新製品imersivも展示されていました。マルチパス・オーディオ・テクノロジーを探求したDACで、2024年半ばに発売予定となります。
NTP Technology – DAD
超低遅延を実現したThunder | Coreシリーズに加え、昨年発表されたDAD Linkが紹介されていました。
DAD LinkはMADI伝送の400倍の速さ、つまりゼロレイテンシーです。
各NTP製品にDual MADI Moduleオプション、1000Base(1Gbit)のSFPを使用することでDADmanから設定が可能になります。一見すると今までのDual MADIと同じですが、サンプリングレートは384kHzまで、チャンネル数はSFP×2で256ch I/O(48kHz時)の伝送が可能です。
44.1kHz / 48kHz = 128 ch.
88.2kHz / 96kHz = 64 ch.
176.4kHz / 192k = 32 ch.
352.8.8kHz / 384kHz = 16 ch.
PACE
NAMM2024のために特別に制作されたRainbow Burst iLokのType-AとType-Cの各2000台限定販売となりました。
iLokオンラインストアのみで販売され、売上は先日他界した、長年AVIDのディベロップメント・パートナーを引っ張ってきたEd Gray氏の追悼慈善活動に充てられます。弊社もその活動に賛同しています。
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