最大 1500x1500 のデジタル・オーディオ・マトリクスをベースにした I/O ユニット。モジュールタイプのオプションカードで、様々なIO (Mic/LINE/ SDI)インターフェイスを自由に組み合わせてシステム化が可能。
プロダクト紹介
Clickで拡大します。
最大 1500x1500 のデジタル・オーディオ・マトリクスをベースにした I/O ユニット。
Penta 720 は、NTP Technology による次世代のオーディオルーターおよび音声分配インターフェースであり、アナログおよびデジタルオーディオ信号を柔軟かつ多用途に分配できるシステムです。AES/EBU、MADI、SDI(SD/HD/3G)に対応したエンベデッドオーディオ、さらに IP ギガビットイーサネットや光ファイバーネットワーク経由でのルーティングにも対応しています。
2U サイズのモジュール式オーディオインターフェースで、テレビ・ラジオスタジオ、中継車、公共イベント会場などでの使用を想定して設計されています。標準で 8 チャンネルの AES3 入出力、MADI、2 系統の IP オーディオ(イーサネット)入出力を備えています。
最大 8 枚までのオプションカードを搭載可能で、運用ニーズに応じて構成を柔軟にカスタマイズできます。利用可能なプラグインカードには、8 チャンネルのアナログ入力インターフェース、8 チャンネルのアナログ出力、2 チャンネルの SDI/HD/3G エンベッダーインターフェース、および 2 チャンネルの SDI/HD/3G デエンベッダーインターフェースがあり、すべてホットスワップに対応しています。
さらに、デュアル SFP MADI 光入出力モジュール用のミニモジュールスロットも装備されており、NTP HotLink/Dual MADI フォーマットにも準拠しています。
主な機能
- 8系統の AES/EBU 入出力、および 1~3 系統の MADI 入出力
- ホットスワップ対応のアナログ/デジタルI/Oカード用スロット ×8
- Dante による IP オーディオ(Layer 3 Ethernet)入出力
- NTP ルーターコントロールシステムおよび PC 用スタンドアロンアプリケーションによる TCP/IP 制御
- 単一または二重(冗長)電源構成に対応
主な特徴
- アナログおよびデジタルオーディオのインターフェースに対応
- SDI(SD/HD/3G)映像信号に含まれるエンベデッドオーディオのインターフェースおよびルーティング機能
- デジタルオーディオ信号の柔軟なパッチングおよびルーティングが可能
- スタンドアロン型の IP オーディオインターフェースおよびフォーマットコンバーターとして機能
- NTP 製 TDM ルーターシステムとの統合対応
- 市販のネットワークスイッチを使用した、非圧縮オーディオの低遅延・高精度な同期転送が可能
信号ルーティング機能
Penta 720 は、1024×1024 マルチプレクサを搭載しており、アナログおよびデジタルの全入力・出力を任意にルーティング可能です。これにより、高度な信号分配用途としても使用でき、入力信号のスプリット(分配)も容易に行えます。
このマルチプレクサは、信号入出力の静的な接続を設定できるだけでなく、ソフトスイッチング機能も備えています。ソフトスイッチングは、信号レベルのフェードダウン/フェードアップを伴いながらルーティングの切り替えを行うことで、クリック音やアーティファクトのない、なめらかな切替を実現します。
オプション
Dante/AES67 オプション(メインボード実装のためオーダー時に設定)
- 64ch Danteインターフェイス
- AES67/SAP サポート
- Dante Domain Manager 対応
Dual MADI モジュール オプション(メインボード実装のためオーダー時に設定)
- 2 x MADI I/O , 2 x 64ch
- SFPモジュールは別売り
PENTA 720用 オプション カード


- 2 x SDI Embedder / DeEmbedder
- 16ch in/out
- サンプリングレートコンバータ(input/44.1〜192Hz)

Dual MADI I/O Card w. SRC (SFPモジュールは付属しません)
- 2 x MADI I/O
- サンプリングレートコンバータ(input)内蔵
- SPFモジュール別売り

- 128ch in / out
- サンプリングレートレートコンバータ内蔵
- AES67/SAP サポート
- Dante Domain Manager 対応


*AD Card/DA Cardは、6枚までしか使用できません。(デジタルカードは追加できます。)
主な仕様
消費電力 | 90 VA max. |
---|---|
入力電圧 | 90 – 260 VAC(100 – 240 VAC 推奨使用電圧), 47 - 63 Hz |
外形寸法 |
高さ:19”, 2 RU 奥行(コネクタを接続していない状態でのサイズ):35,0 cm 幅:43,5 cm 重量(I/O カードは含みません):5 kg |
推奨動作環境 |
動作温度0 – 45°C 動作湿度:最大 80RH (結露無き状態で) /30°C時 |
▶ メーカーサイト(英語):SUPPORT
※ 仕様、外観、価格は予告なく変更する場合がありますのでご了承ください。
2017年1月以降販売されるPenta720、Penta721、DAD AX-32、DAD DX-32各機種にはDigiLinkポートが搭載されていません。Pro Tools HDのIOとして直接接続をご検討の際には、Avid MTRX IOユニット のご導入をご検討ください。
関連記事
DADlink | 高速オーディオ伝送コネクション
DADlinkはDAD独自の新しいオーディオ/データフォーマットです。
Penta720、Penta721s、AX64、AX Center、Core256、AX32などのユニット間で高速伝送を実現します。44.1kHzから384kHzのサンプルレート、237dBのダイナミックレンジ、そして最高の音質を備えており、最大128の双方向チャンネルを低レイテンシーで制御することが可能です。